攻めるソニー!人工知能をより身近に?ディープラーニングの統合開発環境Neural Network Consoleを公開
Neural Network Consoleとは
「Neural Network Console」とはソニーが2017年8月17日より提供を開始した統合開発環境で、ディープラーニング(深層学習)のプログラムを開発することができるコンソールソフトウェアです。
ディープラーニングとは
ここ最近よく聞くようになった言葉ではないでしょうか?
簡単に言ってしまえばAI(人工知能)です。
このAIは近年様々なものに活用されており、ビッグデータへの活用が話題になっています。
ディープラーニングが従来の学習システムと大きく違う点は
自動で学んでいく点です。
例えば
従来型が機械学習で色を認識させるためには「色情報」を特徴として人間が定義し、識別させていましたが、
ディープラーニングは従来型のような「人間が定義し、識別させる」ということをおこなわなくとも膨大な学習データから機械が特徴を自動的に抽出していくことができます。データが膨大であればあるほど非常に細部まで特徴を抽出できるので今後、技術を様々な分野で活用が期待されています。
ビジネスやライフサイクルの中に着実に浸透していくこの技術、今後が楽しみですね~
無所提供
この「Neural Network Console」がすごいと思うことはまず初めに無償提供な点です。
これだけすごいソフトウェアは作るだけでも相当なお金がかかっていると思いますし、パッケージとして売っていくものだと思いますから、無償で提供してしまうなんて、さすがソニーですね~
ニューラルネットワーク構造の視覚化
上の動画を見てもらうとわかるように
すごく格好いいし、簡単そうに見えますよね
グラフィカルなユーザーインターフェイス(GUI)による直感的な操作
とホームページには記載されており、開発経験が全くない私でもできそうな気がしてきます!
「ディープラーニング開発者に送る究極のツール」という謳い文句も伊達ではありませんね。
編集はドラッグ&ドロップでおこなえるためPC初心者でも使おうと思えば使えますね(笑)
攻めるソニー
ソニーは2017年6月に「Neural Network Libraries」と呼ばれるディープラーニング開発のためのコアライブラリも無償提供しており、「Neural Network Libraries」と「Neural Network Console」の組み合わせによりコアライブラリをGUIで操作可能になりました。
ディープラーニングの技術は、
もっと世の中で広く活用されるべき。
それは、2010年よりディープラーニングの研究開発を続け、
その力を目の当たりにしてきた我々の想いです。
この文章からもわかるようにソニーはディープラーニング開発の発展を目指しているようです。
まとめ
いつも新しいことに挑戦し続ける姿勢を持っているソニーはさすがですね!
まだまだAIの技術は未熟な部分が多いでしょうが、多くの人がこの開発環境を手に入れることで、加速度的に進歩していくのではないでしょうか?
近い将来私たちの生活の中でより身近に扱える技術になっていくので、
ドラえもんや鉄腕アトムのようなロボットが誕生するのもそう遠くない未来なのかもしれませんね(笑)
期待で夢が膨らみます!